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認知症が一気に進むのはなぜ?進行を遅らせるために今すぐできることを解説

認知症かも?でも病院に行きたがらない…そんなときの対処法と相談先を紹介の画像
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画像素材:PIXTA

急激に高齢化が進む現代の日本では、認知症は誰にとっても他人事ではなくなりつつあります。認知症は、ある日突然発症するわけではなく、発症までには長い前段階があります。しかしながら、さまざまな要因が重なることで、症状が一気に進むことも少なくありません。

今回の記事では、認知症が一気に進行する原因やきっかけとなる出来事、そして進行をできるだけ遅らせるために期待できる方法について解説していきます。今は元気に過ごしている方にとっても、知っておくことで将来への備えになります。ぜひ、日々の予防や生活習慣の見直しにお役立てください。

認知症とは

認知症とは、ある特定の病気を指す名称ではありません。さまざまな脳の病気やトラブル、身体の不調が原因となって、記憶力や判断力などの「認知機能」が低下し、日常生活や社会生活に支障をきたしている状態のことを指します。

その原因となる病気は多岐にわたり、なかには身体機能の不調や栄養障害などが原因で引き起こされている「治る認知症」もあります。一方で、アルツハイマー型認知症のように、脳の神経細胞が変性・脱落していくことで発症する「治らない認知症」も存在します。

多くの認知症はゆるやかに進行していく進行性の病気です。適切な医療やケア・リハビリテーションなどにつながらないままでいると、認知機能の低下がさらに進行し、生活への影響も大きくなってしまいます。だからこそ、早期発見と早期ケアが非常に重要なのです。

認知症の進行速度の目安

認知症は、多くの場合ゆるやかに進行していくのが特徴です。進行スピードには個人差がありますが、一般的には、診断を受けてから約3〜4年で中等度から重度へと進み、介護が必要となるケースが多くみられます。

ただし、初期の段階では、認知症を発症していても日常生活に大きな支障がでないこともあります。本人や周囲が「最近もの忘れが増えたかな」と感じる程度で、これまでどおり家事や仕事・社会生活をこなしている人も少なくありません。

また、64歳以下で発症する「若年性認知症」の場合でも、進行スピードについては、65歳以上で発症する認知症と大きく異なるわけではないとされています。年齢にかかわらず、早期の気づきと適切な対応が大切です。

認知症が一気に進む原因

認知症の症状や進行速度には、大きな個人差があります。発症する年齢や生活習慣・体質などによって異なり、同じ病名であっても進行の仕方は人それぞれです。

また、脳は私たちのあらゆる機能をつかさどる中枢です。食事・睡眠・排泄といった基本的な生命活動から、判断力や思考力などの高度な働きまで担っています。そのため、脳のどの部位に異常が起きているかによって、あらわれる症状や進行スピードにも違いがでてきます。

さらに、周囲の人にとっては些細に思える出来事でも、本人にとっては大きなストレスや負担となり、認知症の症状が一気に進むきっかけになることもあるので注意が必要です。

ここでは、認知症の進行を早めてしまう可能性のある原因について、わかりやすく紹介します。

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一気に進む原因①急激な環境変化

職場の異動や退職・引っ越しなどの急な環境の変化は、誰にとっても少なからず心理的な負担になります。特に認知症の方にとっては、その影響がより大きくあらわれやすい傾向があります。

認知症の方は、新しいことを覚えたり、新しい環境に適応したりすることが得意ではないことが多いとされています。そのため、慣れ親しんだ環境や人間関係が変わると、日常生活で困ることが急激に増えてしまいます。こうした「わからない」「できない」状態が続くと、強いストレスとなって脳に大きな負担がかかり、結果として認知機能の低下が一気に進む原因になることがあります。

一気に進む原因②一時的な入院

年齢が若ければ、数日〜1週間程度の短期入院ではそれほど大きな影響を受けることはないかもしれません。しかし、高齢の方や認知症の方の場合、わずかな入院期間でも身体機能や認知機能に大きな影響があらわれることがあります。

実際、数日間ベッドで過ごしただけで足腰が急に弱くなり、歩行が困難になったり、体力が低下して寝たきりに近い状態になった例は珍しくありません。こうした身体の衰えに加えて、慣れない病院の環境によって不安が重なることで認知症が一気に進行したケースも多くみられます。

一気に進む原因③ストレス過剰

ストレスは、「万病のもと」ともいわれるほど心身にさまざまな悪影響を及ぼしますが、これは認知症の方にとっても例外ではありません。過剰なストレスを長期間抱えることで、脳に負担がかかり、認知症の症状が一気に進むリスクを高める危険性があります。

さらに、認知症の方は自分のストレスをうまく言葉にして表現したり、周囲に伝えたりすることが難しいことが多くあります。そのため、ストレスもうまく発散できずに抱え込みがちです。こうした状態が続くと、ますます症状の悪化につながるという悪循環に陥るおそれがあります。

一気に進む原因④社会交流の乏しさ

人と会って会話を交わしたり、誰かと笑い合ったりすることは、脳を活性化させる大切な刺激になります。こうした交流は、認知機能を維持するうえでも非常に重要です。

しかし、外出の機会が減り、家族以外とほとんど関わらない日々が続くと、生活が単調になり気分もふさぎ込みやすくなります。その結果、脳への刺激が不足し、認知症の症状が一気に進む可能性があります。

さらに、認知症の方は自分から積極的に外に出たり、新しい人間関係を築いたりすることが難しくなりがちです。そのため、気づかないうちに孤立が進み、交流不足に陥りやすくなるという課題もあります。

一気に進む原因⑤視力や聴覚などの感覚機能の衰え

認知症の進行を早める原因のひとつに、感覚機能の衰えによる刺激の減少があります。特に高齢になると、聴力や視力・咀嚼(そしゃく)機能などが徐々に低下し、脳への感覚刺激が少なくなりやすい傾向があります。

私たちの脳は、音や映像・会話・食事といった感覚を通じた日常の刺激によって活性化されています。ところが、こうした刺激が十分に得られない状態が続くと、脳の活動が鈍り、認知機能が一気に低下するリスクが高まります。

以下のような状態に当てはまる場合は、脳への刺激が不足しやすく、結果として認知症の進行が早まる可能性があります。

  • 聞こえにくくなっているが、補聴器など使用していない
  • 見えづらさを感じているが、眼鏡の調整や使用をしていない
  • 長らく歯科検診を受けておらず、噛む力の衰えや口腔の健康状態を把握できていない
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一気に進む原因⑥運動不足

脳の健康を維持するためには、脳への血流を保つことが非常に重要です。歩くことや適度な運動は、全身の血流を促進し、脳に十分な酸素や栄養を届ける役割を果たします。

もともと日本人は運動習慣のある人が少ない傾向にありますが、認知症になると、道に迷いやすくなったり、自分の体力の状態を正しく把握することが難しくなったりするため、運動を続けるハードルがさらに高くなってしまいます。

その結果、運動不足に陥りやすくなり、脳への血流が減少して脳機能が低下し、認知症の症状が一気に進む危険性が高まります。

認知症の進行を遅らせる効果が期待できる方法

ここからは、日常生活に無理なく取り入れやすい、認知症の進行を遅らせるための具体的な方法を紹介していきます。どれも難しいことではなく、誰でもチャレンジしやすい内容を中心にまとめていますので、ご本人に合ったものをぜひ取り入れてみてください。

脳を刺激する活動を取り入れる

認知症の方こそ、意識的に脳を刺激する活動を日常に取り入れることが大切です。脳も筋肉と同じように、使わなければ徐々に衰えていきます。そのため、積極的に刺激を与えてよく使うことが脳の健康維持につながります。

さらに、脳は年齢に関係なく成長し続けるということが、さまざまな研究で明らかになっています。だからこそ、「認知症だから何をしても無駄だ」とあきらめず、自分にできる範囲で脳に刺激のある活動を続けることが重要です。

日々の生活のなかで、新しいことに挑戦したり、考える習慣をつけて脳を活性化させていきましょう。

よく歩く・運動習慣をつける

歩くことは、認知症の進行を予防するうえで非常に効果的とされています。足腰の筋力が鍛えられることで転倒のリスクが下がり、けがの予防にもつながります。結果として、けがによる入院などをきっかけとした認知機能の急激な低下を防ぐことが期待できます。

また、外を歩くことは単なる身体の運動になるだけではなく、周囲の景色や音・風といった多様な感覚刺激が脳に伝わることで脳の活性化にもつながります。さらに、気分転換やストレス軽減の効果もあるため、気持ちが沈んだときや落ち着かないときには特におすすめです。

無理のない範囲で、毎日の生活に歩く時間を取り入れてみましょう。

家族・周囲との良好な関係づくり

個人差はありますが、認知症になると言語機能に影響がでることが多く、自分の気持ちをうまく表現したり、他者に伝えたりすることが難しくなります。

しかし、言葉での伝達が難しくなるだけで、認知症になっても心のなかの思いは変わりません。だからこそ、相手の気持ちに寄り添い、どんな思いを伝えようとしているのかを想像しながら関わることが大切です。家族や周囲の人が相手の気持ちを勝手に決めつけたり、軽く受け流したりしてしまうと、「なぜわかってくれないのか」と感じて傷つき、気持ちを伝えようとすることをあきらめてしまうこともあります。

そのため、認知症の方が「どんなことでも話していいんだ」と安心できるような良好な関係を築くことがとても大切です。信頼関係があることで、本人も自分のとまどいや変化を伝えやすくなるため、結果として、見逃してはいけないサインに早く気づき、適切な対応につなげることができます。

リラックスできる時間を意図的につくる

脳に刺激を与えることは大切ですが、それと同じくらい、脳を休ませる時間をもつことも重要です。

意外に思われるかもしれませんが、「リラックスさせる=刺激がない」ではありません。むしろ、まったく刺激がない状態が続くと、かえって脳の負担が大きくなることもあります。

だからこそ、リラックスする時間をつくるときは、心がゆったりと緩むことを意識することが大切です。たとえば、散歩の後にベンチで休んだり、食後にお茶を飲みながら家族と団らんしたりするなど、心がほっとできる時間を積極的に取り入れましょう。

こうした時間は、脳の疲れを癒し、結果的に認知症の進行をゆるやかにする効果も期待できます。

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社会とのつながりを持つ

社会的な孤立や孤独は、認知症の症状が一気に進む要因となるだけではなく、心身の健康にも大きな影響を及ぼします。そのため、意識して社会とのつながりを広げることが、認知症の進行を抑えるうえでとても重要です。

たとえば、「オレンジカフェ(認知症の本人や家族が集まれるカフェ形式の交流コミュニティ)」のように、認知症の当事者同士が交流できる場や、専門スタッフがサポートするデイケアサービスなどは、安心して参加しやすい環境が整っているので積極的に活用したい選択肢です。

社会とのつながりをもち続けることは、孤独感をやわらげるだけでなく、心と体の健康を保つことにもつながります。

生活リズムを整える

認知症の方は、生活習慣が乱れやすく、それにともなって生活リズムも崩れがちです。これは、時間や予定の感覚があいまいになりやすく、睡眠や食事のリズムを保つのが難しくなるからです。そのため、意識的に日々の生活習慣を整えることが、認知症の進行を抑えるうえで非常に大切になります。

たとえば、夜ぐっすり眠れるように寝具に工夫をしたり、野菜・果物・魚などをバランスよく取り入れた食事を心がけたりすることで、生活の基盤がしっかりと整い、生活リズムの改善にもつながるでしょう。

さらに、本人が規則正しい生活リズムを維持できると、家族や周囲の人も時間的な余裕をもちやすくなり、本人だけでなく周囲の方にも良い影響が広がります。

補聴器の活用

「背後から呼びかけても気づかない」「テレビの音量が以前より大きくなった」など、聞こえにくさを感じる変化があれば、補聴器の活用を検討してみてはいかがでしょうか。

その際には、現在の聴力状態を正確に把握するために、耳鼻科での健診を受けることが大切です。耳垢のつまりやほかのトラブルが隠れている場合もあり、専門家の診断を受けることで適切な対処が可能になります。

補聴器は専門的な器具ですので、専門医に相談することで不安も軽減し、より安心して使用することができます。

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眼科検診の受診

人は得る情報の約80%を視力に依存していますが、中高年以上になると急激に目のトラブルが増えるとされています。

長期間同じ眼鏡を利用している、しばらく眼科の健診を受けていない…などの場合には、将来的な視力を守るためにも一度眼科で眼の健康状態を診てもらい、必要に応じて眼鏡の度数も測りなおしてもらいましょう。

口腔環境の改善

しばらく歯科検診を受けていない場合は、できるだけ早めに歯科医院で口腔の状態をチェックすることをおすすめします。

「噛む」という行為は、健康な生活を支える基本です。噛む力が弱くなると、認知症の症状が一気に進む原因になるだけではなく、食事がしづらくなり、食べられるものが限られてしまうこともあります。その結果、栄養不足やほかの病気になるおそれがあるため注意が必要です。

将来の健康を考え、早めに口腔環境を整えることが認知症の進行予防にもつながります。

認知症が急激に悪化したらどうする?

前述のとおり、認知症は一般的にはゆるやかに進行する病気です。しかし、急に症状が悪化したようにみえる場合は、何らかのトラブルが隠れている可能性があります。

こうした急変時には、様子を見続けるのではなく、できるだけ早く対応することが重要です。対応が遅れると症状がさらに重くなるだけではなく、本人の体力が急激に低下し、受診やリハビリに必要な体力さえ失われてしまうおそれがあります。

そのため、「いつもと違う」と感じた段階で、速やかに専門の医療機関に相談することが大切です。体調不良や服薬の影響など、認知症以外の原因が見つかれば、適切な処置によって症状の改善が期待できることもあります。

急激な変化があったときこそ、冷静に原因を見極め、早めにサポートにつなげることが、将来の生活を支える第一歩になります。

認知症が一気に進む前に早期対策が大事

認知症は発症から平均して5〜12年と、思っている以上に長くつき合うことになる病気です。だからこそ、発症後に備えるだけではなく、早期の段階からリスクを減らす行動を始めることが重要です。

特に、症状が一気に進む要因となり得る「生活習慣の乱れ」や「急激な環境変化」などは、日頃から意識していれば避けることができます。定期的な受診や検査を通じて、見逃しやすい変化に早く気づくことも、進行をゆるやかに保つカギになります。

先のことを考えると不安になるかもしれませんが、大切なのは「今できること」に目を向けることです。生活を整え、無理のない範囲でできる工夫を重ねていくことが、将来の安心につながります。認知症とともに過ごす時間を少しでも前向きに支えていくために、できることから始めていきましょう。

認知症に関するよくある質問

ここからは、認知症についてよく寄せられる質問に回答していきます。認知症は、世のなかに誤解や間違ったイメージが多く存在する病気です。しかし、正しい知識を身につけることで、過度な不安や思い込みに振り回されず、冷静に向き合うことができます。

この機会にぜひ、正しい情報を知り、認知症への理解を深めていきましょう。

認知症かもと思ったら何をすればいいですか?

「もしかして認知症かも?」と感じたときは、できるだけ早く医療機関を受診することが大切です。特に、「もの忘れ外来」などの専門診療や「認知症ドック」などの検査プログラムを活用すると、認知症や軽度認知障害(MCI)が疑われるかどうかを詳しく調べることができます。

認知症は、早期に気づいて対応を始めることで、進行を遅らせたり、将来の負担を軽くしたりできる可能性があります。「年齢のせい」と済ませてしまわず、早めに行動することが何よりも重要です。

認知症は顔つきに現れますか?

一般的に、認知症は外見に明確な変化があらわれにくい病気です。そのため、「認知症らしい顔つき」や「特徴的な表情」といったわかりやすい顔つきがあるわけではなく、それだけで判断することはできません。

症状が進行すると、脳の機能障害によって表情が乏しくなることもありますが、それが認知症によるものかどうかは専門家でも判断が難しい場合が多いです。

つまり、顔つきだけで認知症を判断することはできず、正確な診断には専門的な検査や診察が必要となります。

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まとめ

認知症の進行には個人差がありますが、なかには急激に進んだように感じるケースも珍しくありません。しかし、その場合は何らかのきっかけや原因が潜んでいることがあります。そのため、早いうちからできる備えをしておくことが大切です。

認知症とともに過ごす期間は、思っている以上に長くなる可能性があります。だからこそ、不安になりすぎず出来ることから積み重ねていきましょう。気になった今こそが、第一歩を踏み出す絶好のタイミングです。

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未来を恐れるのではなく、今できることから始めてみることが大切です。自分らしい日々を少しでも長く続けていくために、今日からできる備えを始めてみませんか。


【参考文献(ウェブサイト)】

【参考文献(書籍)】

  • 朝田隆(2023). 認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること. アスコム.
  • 朝田隆(2025). 軽度認知障害(MCI)がわかる本. 講談社.
  • 旭俊臣(2022). 早期発見+早期ケアで怖くない隠れ認知症. 幻冬舎.
  • 長尾和宏(2023). コロナと認知症~進行を止めるために今日からできること~. ブックマン.
  • 若井克子(2022). 東大教授、若年性アルツハイマーになる. 講談社.
  • クリスティーン・ボーデン/桧垣陽子(2003). 私は誰になっていくの?――アルツハイマー病者からみた世界. クリエイツかもがわ.

この記事の監修者

佐藤俊彦 医師

佐藤俊彦 医師

福島県立医科大学卒業。日本医科大学付属第一病院、獨協医科大学病院、鷲谷病院での勤務を経て、1997年に「宇都宮セントラルクリニック」を開院。
最新の医療機器やAIをいち早く取り入れ、「画像診断」によるがんの超早期発見に注力、2003年には、栃木県内初のPET装置を導入し、県内初の会員制のメディカル倶楽部を創設。
新たに 2023年春には東京世田谷でも同様の画像診断センター「セントラルクリニック世田谷」を開院。
著書に『ステージ4でもあきらめない 代謝と栄養でがんに挑む』(幻冬舎)『一生病気にならない 免疫力のスイッチ』(PHP研究所)など多数。