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アルツハイマー病とは?アルツハイマー型認知症との違いや原因、症状について解説

アルツハイマー病とは?アルツハイマー型認知症との違いや原因や症状についてのイメージ画像
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画像素材:PIXTA

認知症には、血管性認知症やレビー小体型認知症などいくつかの種類がありますが、「認知症=アルツハイマー」というイメージをもっている方も多いのではないでしょうか。

たしかに、アルツハイマー病は認知症を引き起こす代表的な病気です。しかし、「認知症」とは、あくまで脳の病気や障害によって認知機能や生活機能が低下し、日常生活を送れなくなる「状態」の総称であり、それ自体が病名ではありません。

今回は、認知症を引き起こす病気として代表的なアルツハイマー病が、どのような病気なのか詳しく解説していきます。また、似た名称で混同されやすいアルツハイマー型認知症との違いや、原因・症状・治療方法についてもわかりやすく紹介します。

アルツハイマー病とは

アルツハイマー病とは、「アミロイドβ」と「タウたんぱく」という特殊なたんぱく質が脳のあちこちに過剰に蓄積することで、脳機能に影響をもたらす病気です。

アルツハイマー病の3つの特徴

アルツハイマー病の特徴の一つ目に、「老人斑」と呼ばれる脳のシミのようなかたまりがあります。これは、アミロイドβが脳の神経細胞の外側に過剰に蓄積し沈着することでできるもので、周囲の神経細胞を脱落させ、脳機能に障害をもたらすと考えられています。

二つ目の特徴は、「神経原線維変化」と呼ばれる病変がみられることです。タウたんぱくが過剰にリン酸化され、神経細胞の中で繊維状に蓄積し、細胞の構造や働きを妨げてしまう状態を指します。

三つ目の特徴に、神経原線維変化によって引き起こされる脳の萎縮です。神経原線維変化が起こると、神経細胞や、神経細胞同士をつなぐシナプスにダメージが生じ、その領域の神経細胞の活動が抑制されます。これにより脳機能に障害が生じると同時に、脳の萎縮を引き起こすとされています。

アミロイドβもタウたんぱくも、本来は脳の伝達系に関与するとされている大切なたんぱく質です。しかし、加齢や生活習慣の乱れによりそれらの処理機能が低下することで、脳の広い領域に老人斑と神経原線維変化を引き起こし、脳機能の障害や脳の萎縮をもたらします。

現状、アルツハイマー病は進行を食い止めることが困難な病気とされており、アルツハイマー病の発症後に変質した脳を元の状態まで戻す方法や、完治する方法は未だ確立されていません。

アルツハイマー型認知症とは

アルツハイマー型認知症は、アルツハイマー病によって引き起こされる認知症の一つです。つまり、アルツハイマー病とアルツハイマー型認知症はそれぞれ別の病気ではなく、アルツハイマー病の進行により、認知機能の障害が生活に支障をきたす段階に至った状態を指してアルツハイマー型認知症と呼びます。

前述のとおり、アルツハイマー病はアミロイドβやタウたんぱくの異常蓄積により、脳機能の低下や脳の萎縮を引き起こします。これらの変化が進むことで、記憶力や判断力、日常的な動作の遂行能力が著しく低下し、以前のように生活を送ることが困難になるのです。

現在、認知症の中でもっとも多く見られる類型がこのアルツハイマー型認知症であり、認知症と診断された人のうち全体の約60~70%を占めています。

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アルツハイマー病の症状

アルツハイマー病では、もの忘れなどの記憶障害をはじめとした脳機能の低下によって生じる「中核症状」に加えて、行動・心理症状を表す「BPSD(Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)」という二次症状がみられるケースがあります。

初期症状

アルツハイマー病の初期症状で特に多いのは記憶障害です。たとえば、「さっき言ったことをすぐに忘れる」「昨日の昼食のメニューを忘れる」などの、数分前から数日前のごく最近のことを忘れる「近時記憶障害」が多くみられます。

あわせて、段取りよく作業をおこなえなくなる「実行機能障害」や、時間や場所がわからなくなる「見当識障害」なども初期に見られる症状です。

さらに、「イライラする」「無気力でうつっぽくなる」「ものを盗まれたと思い込む(もの盗られ妄想)」などのBPSD(行動・心理症状)が現れるケースもあります。

中期症状

中期症状では、記憶障害が数週間や数十年前の記憶を思い出せなくなる「遠隔記憶障害」へと進行します。

見当識障害も症状が進行し、時間や場所がわからなくなることに加えて、目の前の人が子供なのか配偶者なのか、誰なのかも判断できなくなることもあります。

さらに、初期にはあまりみられなかった会話に支障をきたす「言語機能障害」や、空間認識ができなくなる「視空間認知障害」といった症状も現れてくるようになります。

この段階まで症状が進行していても身体機能は保たれていることが多いため、徘徊や暴力行為などのBPSD(行動・心理症状)が顕著になるのもこの時期の特徴です。

後期症状

後期症状では、認知機能が高度に障害され、言葉でのコミュニケーションを取ることも困難になります。さらに、身体機能にも障害が現れ、寝たきりの状態になることもあります。

この時期には、「話しかけても反応しなくなる」「表情や感情表現が著しく乏しくなる」など、無言・無動が目立つようになります。また、幻覚が見えるようになったり、排泄物が認識できなくなり便をいじるなど、不適切な行為が見られることもあります。

加えて、身体機能の障害によって活動量が著しく低下するため、運動機能や嚥下機能・呼吸機能といった認知機能以外の機能も衰えていきます。これにより、肺炎や褥瘡(床ずれ)などの合併症リスクが高まるのも、この段階の特徴です。

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アルツハイマー病の進行速度

アルツハイマー病は、平均して5~10年ほどの時間をかけて、ゆるやかに進行するとされています。

アルツハイマー病と診断されたからといって、すぐに徘徊や人の顔がわからなくなるといった認識障害などの重い症状が現れるわけではありません。多くの場合、初期症状からはじまり、段階的に症状が深刻になっていきます。診断後の平均余命は約8年と言われていますが、なかには20年以上ゆるやかな経過をたどる例もあります。

アルツハイマー病になりやすい人の特徴と原因

高齢であること

アルツハイマー病の大きな危険因子のひとつは「加齢」です。

アルツハイマー病は、脳に不要なアミロイドβやタウたんぱくが過剰に蓄積することで発症するとされています。これらの異常たんぱく質が年齢を重ねるにつれて蓄積しやすくなることに加え、脳の処理能力も低下するために発症リスクが高まると考えられています。

また、後述するさまざまなリスク因子も年齢を重ねるほど高まる傾向があり、加齢にともなう健康トラブルもアルツハイマー病と無関係ではありません。

生活習慣が乱れている

アルツハイマー病のリスク因子として注目されているのが、生活習慣の乱れや生活習慣病です。いくつかの研究では以下のような結果が報告されています。

  • 喫煙者は非喫煙者に比べて、アルツハイマー病の発症リスクが高い
  • 高血圧による動脈硬化は、脳への血流を阻害しリスクを高める
  • 糖尿病の人は、そうでない人と比べて発症リスクが約2.1倍高い

このように、日常的な生活習慣の影響が、アルツハイマー病に深く関わっていることがわかります。

社会とのつながりが少ない

人との関わりが少なく、社会的に孤立している状態も、アルツハイマー病の発症リスクを高める危険性があります。

特に高齢になると、「仕事を退職した」「子供が独立した」などのライフイベントを機に、社会との接点が減って喪失感や孤独感を抱くことも多く、「老年期うつ」になることも少なくありません。

実際に高齢者の4人に1人がうつ状態であるとの調査結果もあるため、うつはアルツハイマー病やアルツハイマー型認知症のリスク因子のひとつだといえるでしょう。

睡眠時間が適切ではない

アルツハイマー病と睡眠時間には、大きな関わりがあることがわかっています。

睡眠不足は、アルツハイマー病の原因物質のひとつとされるアミロイドβの蓄積を促進する可能性があるとされており、睡眠時間が1日5時間未満の人は、5時間~7時間の人に比べてアルツハイマー病の発症リスクが約2.6倍も高まるという研究結果もあります。

一方、長すぎる睡眠も、睡眠の質が落ちることで認知機能が低下する恐れがあります。そのため、アルツハイマー病の予防には、6時間~7時間程度の質の良い睡眠をとることがよいとされています。

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アルツハイマー病の検査方法

問診

ご本人やご家族への問診では、現在の物忘れの頻度や日常生活で見られる問題点、既往歴や常用薬の有無などを確認します。

たとえば、「一人でトイレに行けずに失禁してしまう」「食事をした直後なのに、まだごはんを食べていないと言い続ける」など日常生活に支障が出ているようであれば、アルツハイマー病を含む認知症の可能性が高いと考えられます。

神経心理検査

問診に加えて、「MMSE(Mini-Mental State Examination)」や「HDS-R(長谷川式簡易知能評価スケール)」などの神経心理検査がおこなわれることがあります。これらは質問形式の検査で、本人の協力があれば10~15分程度で実施が可能です。

MMSEは国際的に広く用いられている認知機能検査で、11項目を通じて記憶や注意・言語能力などを総合的に評価します。HDS-Rは日本で開発され、特に国内の医療現場で多く使用されています。

これらの検査では、「日時の見当識」や「場所の見当識」などの設問に対する回答から、認知機能の状態を点数化して客観的に評価します。

画像検査

アルツハイマー病の診断では、神経心理検査だけではなく、脳の状態を直接「見る」ことができる画像検査も非常に重要です。画像検査にはいくつか種類があり、脳の形の変化を調べる検査と、脳の働きや原因物質の状態を調べる検査があります。それぞれの検査が補い合いながら、診断の精度を高める役割を果たしています。

CT検査・MRI検査(脳の構造を調べる)

CT検査やMRI検査は、脳の構造的な変化を可視化するための代表的な画像検査です。

CT検査はX線を使って脳の断面を撮影し、出血・腫瘍・脳の萎縮などを確認します。検査時間が短く、撮影装置も広く普及しているため、比較的受けやすい検査です。なかでも、急性期の脳血管障害の有無を確認する際に有効とされ、認知症以外の病気との鑑別にも役立ちます。

一方MRI検査は、磁場と電波を利用して脳の内部構造を詳細に映し出す検査で、CT検査に比べてより精緻な画像が得られることが特徴です。特に、アルツハイマー病で早期に変化が現れやすい海馬や側頭葉の萎縮の有無を確認するのに適しており、初期診断の判断材料となります。

従来、MRI検査は明確な萎縮が確認できる段階で初めて診断に用いられることが一般的でしたが、近年ではAIによる画像解析技術の進展により、わずかな構造変化を捉えられる可能性が高まりつつあります。こうした技術の発展により、MRI検査はこれまで以上に早期診断への応用が期待されるようになっています。

また、CT検査・MRI検査はいずれも、正常圧水頭症・慢性硬膜下血腫・脳腫瘍など、認知症に似た症状を示すほかの疾患の鑑別にも有用であり、診断精度を高めるために重要な検査とされています。

PET検査(代謝や原因物質の蓄積を調べる)

PET検査(陽電子放出断層撮影)は、脳の働きや原因物質の状態を画像として可視化できる先進的な検査です。認知症の評価においてはいくつかの種類があり、それぞれ異なる役割をもっています。

FDG-PET検査は、脳がエネルギー源として使うブドウ糖の代謝状態を調べるもので、アルツハイマー病では後部帯状回や側頭葉・頭頂葉における代謝の低下が特徴的に見られます。代謝のパターンを確認することで、認知症のタイプの鑑別や進行状況の把握に活用されます。

アミロイドPET検査では、アルツハイマー病の原因物質であるアミロイドβの沈着状況を直接確認できます。症状が出る前の段階でも変化を捉えられる可能性があり、早期診断や予防的介入の観点から注目されています。

タウPET検査では、神経細胞内に異常蓄積するタウたんぱくの分布を可視化することができ、より病態の本質に迫る情報が得られます。

これらのPET検査は現在、おもに専門医療機関で実施されていますが、早期診断や新薬の治験・治療方針の決定などに活用が進んでいます。

 SPECT検査(脳の血流を調べる)

SPECT検査(単一光子放射断層撮影)は、放射性薬剤を使って脳内の血流の流れを可視化する検査です。アルツハイマー病は、側頭葉や頭頂葉の血流が低下するという特徴があり、そのパターンをとらえることでほかの認知症との鑑別診断に役立つことがあります。

SPECT検査は、CT検査やMRI検査のような構造的な変化ではなく、機能的な変化に注目できる検査である点が特徴です。

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脳脊髄液検査

脳脊髄液を採取し、そのなかに含まれるリン酸化タウたんぱくやアミロイドβの濃度を測定する検査です。脳脊髄液検査は、画像診断では見つかりにくい早期段階の異常を捉えることができるほか、その後の進行リスクを予測するバイオマーカーとしても注目されています。侵襲性があるため、医師が必要と判断した場合に限り実施されます。

アルツハイマー病の治療方法

アルツハイマー病およびアルツハイマー型認知症は、進行性の病気であり、現時点では治る方法は確立されていません。しかし、近年の研究により、症状の進行を抑えたり、日常生活の質(QOL)を維持したりするための治療法が複数登場しています。

治療は大きく「薬物療法」と「非薬物療法」に分けられます。どちらも早期の段階から取り組むことで、より高い効果が期待されます。

薬物療法

薬物療法に用いられる薬剤は、症状を一時的に改善・安定させる「対症療法薬」と、病態そのものに作用し進行を抑えることを目的とした「進行抑制薬」の大きく2種類に分けられます。

対症療法薬には、「ドネペジル」「ガランタミン」「リバスチグミン」などがあり、記憶力や注意力・判断力の低下といった認知機能の症状を一時的に改善・安定させる目的で使用されます。これらは病気の進行を止めるものではありませんが、特に軽度から中等度の段階で使うことで、日常生活を送るうえでの支障を軽減する効果が期待されます。

一方、進行抑制薬として注目されているのが、アミロイドβに作用する抗体医薬です。なかでも「レカネマブ」と「ドナネマブ」は、軽度認知障害(MCI)および軽度のアルツハイマー型認知症を対象に、病気の原因のひとつとされるアミロイドβの脳内蓄積を抑えることで、病態の進行を遅らせる効果が期待されます。これらの進行抑制薬は、対象となる病期やリスク評価、医師の判断などに基づいて慎重に導入される治療であるものの、今後の認知症医療の新たな選択肢として注目されています。

非薬物療法

薬による治療とあわせて、生活の中でできる取り組み=非薬物療法も非常に重要です。これは、認知機能の維持や身体機能の低下防止、精神的安定などを目的としておこなわれます。非薬物療法の代表的なものには次のようなものがあります。

  • 有酸素運動や散歩などの身体活動
    →脳の血流を促進し、神経細胞の健康維持に寄与
  • 会話・読書・パズルなどの認知トレーニング
    →脳を刺激し、認知機能の低下を抑制
  • バランスの取れた食事・規則正しい睡眠・ストレス管理
    →全身の健康維持とともに、脳機能にも好影響を与える
  • 家族や地域との交流
    →孤立を防ぎ、うつ症状や行動・心理症状(BPSD)のリスクを軽減

これらの取り組みは即効性があるものではありませんが、継続することで、アルツハイマー病の進行を緩やかにする可能性があるとされ、多くの医療現場でも推奨されています。

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まとめ

今回は、認知症を引き起こす代表的な病気であるアルツハイマー病と、その進行によって現れるアルツハイマー型認知症について解説するとともに、原因や治療方法について紹介してきました。

高齢化が進む現代社会において、加齢をおもな要因とするアルツハイマー病やアルツハイマー型認知症は、誰にとっても身近な病気になりつつあります。しかし近年では、さまざまなリスク因子への介入法の確立や、病態に作用する治療薬の開発が進み、症状の改善や進行の抑制といった希望も見え始めています。今やアルツハイマー病は、早期に発見して適切な対策を講じることにより、生活の質を保ちながら向き合うことが可能な病気へと変化しつつあります。

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【参考文献(ウェブサイト)】

【参考文献(書籍)】

  • 秋下雅弘(2023). 目で見てわかる認知症の予防. 成美堂出版.
  • 朝田隆(2023). 認知症グレーゾーンからUターンした人がやっていること. アスコム.
  • 朝田隆/森進(2023). 認知症を止める「脳ドック」を活かした対策. 三笠書房.
  • 旭俊臣(2022). 早期発見+早期ケアで怖くない隠れ認知症. 幻冬舎.
  • 高島明彦/村上もとか(2022). JIN-仁-と学ぶ認知症「超」早期発見と予防法. 集英社クリエイティブ.
  • 森勇磨(2023). 認知症は予防が9割 ボケない7つの習慣. マガジンハウス.

【参考文献(電子ジャーナル)】

この記事の監修者

佐藤俊彦 医師

佐藤俊彦 医師

福島県立医科大学卒業。日本医科大学付属第一病院、獨協医科大学病院、鷲谷病院での勤務を経て、1997年に「宇都宮セントラルクリニック」を開院。
最新の医療機器やAIをいち早く取り入れ、「画像診断」によるがんの超早期発見に注力、2003年には、栃木県内初のPET装置を導入し、県内初の会員制のメディカル倶楽部を創設。
新たに 2023年春には東京世田谷でも同様の画像診断センター「セントラルクリニック世田谷」を開院。
著書に『ステージ4でもあきらめない 代謝と栄養でがんに挑む』(幻冬舎)『一生病気にならない 免疫力のスイッチ』(PHP研究所)など多数。